1975-12-10 第76回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第5号
採炭方式は前進式片盤向き長壁式払いであり、採炭機としてドラムカッター及びホーベルを使用し、掘進は発破を使用しております。十月末現在の労働者数は、請負組夫三百九十名を含めて二千四百七十五名。十月の出炭は約十一万トンであります。 次に災害の状況について申し上げます。
採炭方式は前進式片盤向き長壁式払いであり、採炭機としてドラムカッター及びホーベルを使用し、掘進は発破を使用しております。十月末現在の労働者数は、請負組夫三百九十名を含めて二千四百七十五名。十月の出炭は約十一万トンであります。 次に災害の状況について申し上げます。
さて、第一の石炭の生産原価の低減に対しましては、日本の炭鉱事情も考えまして、狭い坑内からの大量生産をねらいまして、一つには採炭の機械化、特に強力採炭機などの開発、第二には掘進の機械化強化なども第一線の坑内作業の徹底的機械化、近代化を重点的に取り上げてまいりました。
言うまでもなく、採炭作業は摂氏三十度、一〇〇%近い湿度のもとで、騒音と炭じんの渦巻く中で絶えず落盤などの脅威にさらされながら、採炭機が炭壁を切りくずしたあとをドリルでハッパ孔をあけたり、石炭をコンベヤーに詰め込む、天盤をささえる重い鉄柱を移設するなどの作業で、いわば典型的な重筋労働ですが、この職場で昼休み一時間の休憩をとっている山は全体の半分にも満たない状態です。
石炭産業の今日の窮状を打解するためには、第二次答申に基づいて、第一に、石炭需要確保のため特別の勧、奨励制度を設けること、第二に、隣接炭鉱閉鎖に伴う揚水費負担を政府資金によって補てんすること、第三に、新鋭採炭機及び支保の導入のため特別の措置を講ずること、第四に、保安教育の計画化並びに義務づけを行なうこと、などの措置が緊急に必要であると思うのでありますが、政府の今後の基本的な石炭対策をお伺いするものであります
ただ、わが国では自然の条件が必ずしもアメリカで使っておりますものがすぐには間に合わないかもしらぬ、あるいは自然の条件がこれを受け入れないかもしらぬという不安もございますが、経営の能力の中で、ただいま問題になっておりますいろいろな採炭の方法にしても、あるいは使います機械にしても、御承知のように、ただいま水力採炭機がしきりに叫ばれております。
○樋詰政府委員 中小鉱に対します全体のものは、御承知のように個々の機械、採炭機あるいは運搬機といったような機械設備を備える場合に補助しますので、大手のような骨格工事と違いますから非常に予測は困難でございますが、われわれといたしましては三十四年度は大体三億五千万円程度の能率のいい機械を入れたい、こう思っておりますが、それができましたならば、来年度以降はさらにもっともっとふやしていきたい、こう思っておりますので
それからなお縦坑のほかに、御承知のように中小炭鉱の関係につきましては、採炭機とか運搬機あるいは選炭機といったような機械関係というものも本貸付金の対象にいたしたい、そういうふうに考えておりまして、大体その場合にも貸付の割合は四〇%、そういうふうに思っております。
には、その設置運営を遂行するに足るだけの技術的あるいは経理的な能力を有すると認められる——これは当然のことでございますが、それから適格な事業計画を持っているかどうかということ、そういうことからその所期の目的を達成するのに確実な見込みがあるといったようなことを、まず人的条件と考えておりますが、特に中小関係の機械化ということもございますので、機械化につきましては、たとえば大炭鉱がちょっと自分のところで採炭機一
その晩に、夕張に、児玉誉士夫さんとか北海道炭礦汽船株式会社の萩原吉太郎さんと一緒に参りまして、一泊の次の朝は、どういうことを言ったかといいますると、これから遊休鉱区とか新しくやる鉱区に金を投じても、膨大な金がかかるばかりでコストが下らぬ、従って、現在ある、既存のそれぞれ鉱業所に資本金を政府で投じてやった方が、コストも下るし、増産も大いに進むであろうというようなことで、一例を申し上げますると、坑内の採炭機
やはりホーペルの採炭機などが入ってきますし、現在の雇用量を維持することはできないと思うのです。上昇カーブだけをとってみましてもまだ二十年近くあるのですから、いかにこの資源が枯渇した地帯ができたといたしましても、国全体としてはこういう数字にはならないと思うのですが、どういうようにお考えですか。
○岡委員 一九五〇年に私六ヵ月ばかりロンドンにおったとき、やはり採炭機の新しいのを入れたというので、英国の炭鉱労働組合で同様なことが起って、相当の労働者がゼネストをやった。この問題は、英国のように社会保障が発達し、その他の諸条件が整っておっても、なおかつ現場における首切り問題は、組合にとっても、特に労働者にとっても切実な問題である。
これはかねて想像しておつたところでございますが、行つて奇怪に感じましたことは、ガスがあるところで爆破機がない所であつたかも知れませんけれども、今日石炭の増産がこれ程やかましく云われておりますが、第一線の切羽の道具は鶴嘴と圧搾空氣による採炭機というものであつたのでありまして、私は非常に失望いたしました。あれが世界の炭鑛の最高峰を行く技術かも知れませんが、非常に物足らないと存じました。